2014年6月9日 作成

◆ 資生堂が新たな分野に！
現在、化粧品の市場は苦しい状況です。売り上げも減少傾向の中、資生堂は毛髪再生治療の事業に参入するそうです。

海外の企業の協力を得て、最終的には毛髪再生治療の商品を国内で販売していくそう。

この資生堂が行う毛髪再生の方法は、患者自身の毛髪の部分から、底部毛根鞘細胞といわれる物を取り、数ヶ月の間培養をしたものを再生したい場所に移植を行い、その結果毛髪再生を促進するものです。

今回、なぜ資生堂が参入したのか、ということについては、iPS細胞が発見されたこと、そしてこれを使った毛髪再生の研究が活発に行われてきている、という今の状況があります。

このような研究が行われることは、個人的にはとてもすばらしいことだと感じていて、もっと幅広いものについても、今後は研究が行われていけばいいな、と望んでいます。
ただ、本当に現実の社会で役立つ位まで進めていかないと、意味がないのでは？と思うこともあります。
研究だけで終わってしまわず、実際に使われていくようなものが、本当に出てくることを希望しています。

過去に、富士フイルムが化粧品に参入していますが、そのときに私は、「本当に使える化粧品が作れるのか？」と思っていました。
ところが、かなり評判が良くて、驚いたことがあります。

何が成功するのか分かりません。
だから、思い込みだけで判断してしまうことは、本当に優れたものを手に入れるチャンスを自ら逃している、という事になりますね。

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